物の価値
退職2日前をおえて残すところあと1日。
今の勤務体系はシフト業務で、日によっては会わないスタッフもいる。
出勤最終日は夜勤シフトなので人とあまり会わないうちに、手紙を添えた菓子折りを置いてさっと帰ろうと思っている。
先日、既に全体へ退職の挨拶をしており、改めて人に会って同じことを繰り返すのが面倒だからだ。
そんな中、一人のスタッフと会い最後の挨拶をした。
僕が勤務をおえて、彼と入れ替わりのタイミングだったので手短な挨拶になったけど、彼とは以前からなんとなく近しいものを感じており、お互いの話もしてきたので十分な時間。
今回、彼から頂き物をした。どうやら個別に用意してくれたもののよう。
茶色の落ち着いた色合いのおしゃれな紙袋。
中には梱包されたリボン付きのボックスと手紙。
人柄を感じた丁寧で温かいプレゼントだった。
嬉しかったけど、実は最近、ものへの関心がなくなり、退職日翌日に一気に断捨離をしようと考えていて、でも気持ちは嬉しく感謝。
とは言いつつ・・・実は中に何が入っているのか楽しみで、帰宅してすぐにプレゼントをオープン 笑
オロビアンコのシルバーでオシャレなペン。
彼のセンスが伺える。「めっちゃかっこいいやん!」とテンションアップ!
物欲がなくなったと言っていた自分はどこへ・・・。
そして、なにより嬉しかったのは手紙の内容だった。
楽しい人生を過ごすために行動に移した退職ですが、自分の気持ちは人にはわからない、言っても相手にとって意味がないと思っている為、これまで人に本音を伝えることはあまりしてこなかったけど、この手紙には今の自分の核心をついた言葉が綴られていました。
「Hさんが言っていたように、自分が最も輝ける場所で働くのが一番だと僕も思っています。」
自分が本当に求めている事がなんなのかが彼には伝わっていた。
そのことが何より嬉しかった。
ものの価値とは、そのものに想いやストーリーを刻むことで、何倍にも何十倍にも増え価値を高める。
宝物になったオロビアンコのペン。
これでもうメルカリで売る事はないな笑
普段から大事に使っていこうと思います。
ありがとう。
また、飲みにいこう!!